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H1辺境からこんにちわ

4月から東京を離れ、とある地方の寂れた港町に居を移し創作生活を開始した。
生活に必要な物よりも創作に必要な機材をトラックに山積みにしてやって来た。
それを片付けるのに半月を要し毎日明けても暮れても段ボール箱から出してはあるべき場所に収めることを
繰り返してやっと最近落ち着いて考えられるようになった。
東京では自分が発する音にそれほど気を使うことはなかったがここは静かで人が発する生活音よりも自然の音の方が聞こえるくらいだからギターアンプでギターを鳴らせば当然周りに響き渡り騒音問題にもなりかねない笑笑。
創作でそういう支障はあるにしてもあれこれ考えたり絵を描いたりするにはなかなかいい。
創作には環境が強く影響する。
音量を気遣う環境ならそういう作品が生まれるだろうしそれで構わないと思う。
そこに工夫や知恵が必要になりより独創的な作品となる可能性は大いにあるから。
時間の感覚も東京に比べとてものんびりとしている。
いろんな手続きもシステム化しているわりには事がなかなか先に進まない。
当初はそれにイライラしていたが、今では”東京じゃないんだから”とゆったりとした心持ちでいられるようになった。
今はソロアルバムリリースの準備をしている最中でアルバムジャケットやオンラインショップ再開に向けてあれこれとやっている。
今作はソロ2作目”What I think about the World”に続き一人っきりの創作の旅の果てにまとめた作品だ。
2021年の1年を通して生まれた曲をアルバムにまとめたと言った方が素直かな。
コロナウイルスで世界は変わり最近では大国と小国とで戦争が始まりどうなってしまうのかと不安定な時代の中
作ることでしか希望を見出せない俺の心の叫びでもあり失いたくない未来への望みであると思う。
東京を遠く離れここに来てから自分の生まれてきた性についてよく考えるようになった。
今作のタイトルは「PISCES」、魚座生まれの俺のバラード。
そう名付けたのも今の心境からだと思う。
この作品はこの辺境の地から発信する最初のメッセージとなる。
この時代に刻んだ俺の記録です。

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H1何はともあれやってみよう。

これが2022年初めて書くブログとなる。
気づけば外はもうすっかり春の装いでポカポカと暖かい。
寒さに硬らせていた筋肉の緊張を解き放って思いっきり青い空に手を伸ばしたくなる。
1年を通して春はすべての命が目覚め活性化する季節。
そんな春にピッタリの近況を報告できればいいのだが。

昨年、いろいろなことに区切りをつけようと思い切ってリセットボタンを押した。
自分と自分を取り巻く小さな世界との間に生まれた矛盾と不信感。
直向きであればあるほどそれはどんどん大きくなる。
そうなってしまった原因は自分が築いてきた人間関係の未熟さに尽きるが、それだけでもないようだ。
特にこの2年間でみんなストレスを溜め込んでいるせいか何とも言えない殺伐とした空気を感じた。
人の陰がいつも透けて見えてる様な嫌な感じ。
ROMENツアーを終え心身共に疲れ切ってしまった。
THEREという7年続けた店も年内で閉店することを決め最後、馴染みのお客さんや閉店を知り駆けつけてくれた
お客さんたちと名残惜しむ様にまたの再会を誓って幕を閉じた。

そんな中でずっと考えていたことがある。
この先ずっと続けられ人に繋いでいけること。
まずは自分という種を東京ではない場所に撒くことから始める。

今はその準備に忙しいのだが、まだ始まる前から雲行きが怪しい笑。
人は何に幸福を感じるのか?
俺の場合それは作ることであり、それによって誰かの日常のささやかな喜びになれたら最高だと思っている。
そこに共に歩む仲間がいれば怖いものなど何もない。

めげずにどんどん行こう!
なりふり構わず無我夢中に生き、大いに笑い、泣き、喜び、淋しさも愛しさもみんなひっくるめて
俺の音楽にする。
それをみんなに聴いてほしい、知ってほしい。

ある本である人が”これからは触れることを拒絶する時代になる”と言っていた。
俺から言わせればもう既に始まっている。
自分の理想とは真逆に世界は進んでいるようだ。
でもそんな逆境こそが生きる力を奮い立たせてくれるのかもしれないしとんでもない閃きがあるかもしれない。
何はともあれやってみよう!

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H1大掃除

年末恒例の大掃除。
最近、つくづく思うのだが掃除をするというのは良いことばかりでマイナスな要因が思いつかない。
いつも自分がいる場所、使う道具なんかを綺麗にしたり整理することで疲れ切っていた自分の頭の中や心のうちが
清らかになり今まで気づかなかった事に気づいたり新たな使い方を思いついたりといい事づくし。
掃除をすることで心身に溜まったストレスの垢が一緒に浄化されていく。
掃除が苦手な人にはぜひお勧めしたい、清々しい気分になれる誰にでもすぐできる魔法を。

今年もあと1日、振り返ってみてもよくわからない1年だった。
でもコロナウイルスによって課せられた様々な制限はまんざら悪いことばかりでもないような気がする。
2020年からの2年間、自分やその周りの状況を見直す時間はたっぷりとあったし、気持ちの整理もついた。
何が必要で何を捨てられるのか、本当に大切なのは何か?

今年1年、俺は大掃除をしていたのかもしれない。
その清々しい気持ちで新年を迎え大きく確かな夢を育てよう!

それではみなさん
良いお年をお迎えください。

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H1余白

10/3名古屋から始まったROMEN Pandemic Tourは約2週間で12公演というめちゃくちゃ過酷なライブツアーとなった。
2台の車に機材をギチギチに詰め込み陸路をひたすら会場から会場へと走り、会場に着くと休む間も無く機材搬入、あまりの機材の多さに目が回る。
そしてセッティング、ライブ、ばらし、搬出、それを基本的には3人でやる。
勿論、会場のスタッフも手伝ってくれたりして大変助かったのだが手筈が分かっているのはメンバーの3人なのでどうしても無理をしてしまう。
会場によってはライブ後にグッズの販売までやった。
それを12回繰り返すと60歳間近の身体にはかなり堪える。
そして肝心のライブといえばピーンと張り詰めた緊張感の中、一切気の抜けない演奏。
ここまでハードコアなツアーをやってるのは俺たちしかいないんじゃないかと思う。
旅を楽しむなんて余裕はこれっぽっちも無く、唯一食事だけが楽しみだったが前半戦はまだ緊急事態宣言が解除されたばかりでライブ後に食事ができる店もなくコンビニやテイクアウトで我慢するしかなかった。

時期的な事もあるかもしれないがどの会場も客入りは良くなかったが、そんなことは気にもせず全身全霊でその日のベストを尽くしたおかげで観に来た人たちの心を掴んだと実感できたことは最大の収穫だったと思う。
こんな俺たちを気の毒に思ったのか自分の利益も得ず自ら施し(施しという表現が失礼に当たらなければ良いが)を与えてくれる優しい人もいたりで、何はともあれ様々な人たちがそれぞれの気持ちを込めて俺たちを後押ししてくれたおかげで無事このツアーを乗り切ることができたことに只々感謝しかない。
そしてそれぞれの記憶に残る瞬間をそれぞれの胸に刻むことができたことこそこのツアーの成功を意味する。

この過酷なライブツアーから得たものはこれからの自分に必ず活きてくる。
個人的にはこの旅を始める前から思い悩んでいた様々なモヤモヤからスッキリ抜け出すことができ、ここ数年見えなかった希望を見つけられたような気がする。
旅をしていると出会う街や場所や人を通して自分が置かれている立ち位置やその周りがよく見えてくる。
そして視野は広まりこの国の姿形、表情までもが見えてくる。
そこにまだ自分の場所はあるのか?と問うてみる。

この旅でその余白を見つけた。

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H1消滅した時間

緊急事態宣言により予定していたライブが延期となり、張り詰めていた気持ちも
ヘナヘナと萎えてしまった翌日、暇を持て余し本屋へ行った。
最近、本を読むペースが早くなったのか気づくと読む本がなかったりするので
気になる本はなるべく買い溜めすることにしている。

この時は特に買うつもりもなく何となく店内を物色していると棚にびっしりと並ぶ中、
1冊の本に目が吸い寄せられる。
写真家”奈良原一高”エッセイ集「太陽の肖像」。

Blankey Jet Cityデビュー当初1991年頃、あるフアンの方からプレゼントされた
写真集が奈良原一高「消滅した時間」だった。
それは今でも手元に在り、気が向いた時に眺めている。
1970〜1974年のアメリカの風景を芸術的な視点で撮られたモノクロ写真集。
幾つもの稲光が走る荒野、誰もいないドライブインシアター、車中に広がる風景、など
どれも印象的で想像力を掻き立てられる写真集だ。
確か手紙も添えられていて”きっと俺の好きな世界だから”といったようなことが
書かれていたと記憶する。
当時の値段で¥9、800だから高価なプレゼントだ。
確か女性の方だったと思うが今ではそれが誰だったのかわからない。

好きな人に贈り物を選ぶ時、まず自分が良いと思うものの中から相手に喜ばれる
ことを想像して選ぶだろう。
贈られたほうにもその気持ちは伝わるから。
きっと彼女はこの写真集に感動し、その気持ちを共有できるであろう相手に俺を
選び贈ったのではないかと思う。
自分が美しいと感じるものを共感できる人がいたら嬉しいからね。
ただ当時の俺はそれほど写真やアートに関心があったわけでもなかったので、
彼女の気持ちを共有できたのかは怪しいが。
そんな俺に何かしらの美意識を彼女が見出してくれたのは嬉しい。
今その当時を振り返ってみてもこのプレゼントは今現在の俺のを予知していたかのように過去と未来を繋げている特別な贈り物だ。
この写真集をプレゼントしてくれた女性は現在の俺を知っているだろうか?
俺の音を聴いてくれているだろうか?

昔、貴方が贈ってくれたプレゼントは今も俺を刺激し続け影響をもたらしていますと
伝えたい。

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H1音楽は響き

久方ぶりの投稿となる。
SNSというものがこれだけ日常に蔓延すると言葉の信憑性も軽く感じるように
なり、なかなか文章を書くことから遠ざかっていた今日この頃。

今年に入ってからは積極的にライブ数を増やし新たな音楽を探求することに没頭
している。
中村達也とのセッションでは再度、即興演奏に挑戦している。
瞬間のパッションからドラマを生み出す難解なパズルのようなセッション。
心がけるのは常にフレッシュな感覚で挑むことのみ。
このセッションで養われる瞬発力と想像力はきっとこれからの音作りやさまざなライブ
に活きてくると信じている。
細海魚と宮川剛との3ピースではROMENの楽曲を中心にライブアレンジを施し
曲の世界を重視し映像的な音表現に挑戦している。
そのほかにも実験的な試みやアイディアを積極的にライブで披露していきたいと思ってる。
こんな時だからこそやれるのかもしれない。

最近、読んだ小説に心から納得できる言葉に出会った。
そして次に読んだ別の小説にも同じような意味合いの文章が綴られていた。
不思議だなぁと思うが、きっと無意識に求め選んでいるのだろう。
人生を通して疑問に思っていたことの一つだったからその言葉を読んだ瞬間、
妙にスッキリした。

本や映画、日常生活の中で得るインスピレーションはたくさんある。
試せるものは全てやってみる。
そこから自分に合うものだけを身につけていく。
迷い始めたら全て取り去りまた始まりに戻る。
それを繰り返すと必要なものだけが身体に染み入り自分と同一化する。
その響きが唯一無二の自分の響きとなる。

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H1コロナ年

あと数日で2020年が終わる。
コロナウイルスと共に過ごした1年と言っていいだろう。
未知のウイルスによってあらゆる日常が壊され、それによって人間社会の脆さや
混乱があらわになる。
まるでSF小説のようだ。
しかし悪い事ばかりではなかったようにも思う。
これをきっかけに生まれたものも少なくないと思うから。
ある意味人類にとって良くも悪くも未来への教訓になったのかもしれないね。
この試練は全人類に平等に与えられたのだから。

これからの未来、急激に古きものは新しいものに取って代わり生き方も感じ方も
変化していくだろう。
そういう流れを感じてならない。
まったく俺にとっては歓迎できる事ばかりではないが、それが進化というものならば
受け入れるしかないよな。
ただ人間が人間であることを忘れないようにと強く願う。

今年1年を振り返ってみるとひたすらに楽曲制作に明け暮れた記憶ばかりだ。
今もずっと作り続けている。
来年の新作を。
2021年はどんな年になるかはわからないがたくさんライブができるよう
願っている。
今年1年どうもありがとう!
メリークリスマス!
そして皆さんが良い年を迎えられ困難に立ち向かう勇気を得られますように!

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